お金の話ってついつい敬遠されがちですが、誰しもが必要なもので、ある程度の自分の人生設計は、お金によって進むスピード、広がる可能性などが左右されます。貯金ってある種の禁欲生活みたいに感じる方も多く、必要なのは分かっちゃいるけど貯まらない人がほとんどだと思います。そこで今回は、貯金が出来ない方へのちょっとしたアドバイスをご紹介したいと思います。

自分の支出を把握する

30代に入ると、出費がかさむようなシチュエーションが当然ながら増えていきます。彼女とのデートも、20代の時よりもランクがあるでしょうし、その彼女と結婚するとなったら、指輪買ったり、家を探したりと大きいお金が出ていきます。子供が出来て家族が増えれば養育費や家族を養うためのランニングコストが発生します。また、冠婚葬祭への出席が増えるので、そこでの出費も年間にするとかなり発生します。車を購入、親への仕送り、会社の後輩との飲み代…月単位で考えても、色んなところでお金を使っています。

意識的に計算に入れてある出費と、そうでないものが不明確だと、「あれ？今月こんなに使ったかな？」と言う状態に陥りがちです。月収で生活する人が多い中、入ってくるお金はある程度一定なわけですから、出ていくお金も同じように計算に入れておかなければ、そもそも貯金は不可能になります。

まずは、毎月の収入と支出をしっかり知ることから始めましょう。エクセルなどがあれば、家計簿を作り、そこに全て書き出しましょう。

貯金額の目標を設定する

毎月のお金の出入りを把握出来たら、次は、目標額を設定しましょう。何でもそうですが、目標があれば、その目標を達成するには毎月いくら貯金する必要があるのかを逆算で割り出すことが出来ますよね。

重要なのは、何年後の何月には、いくら貯金していることを想定することです。明日から500円貯めれば知らない間に1億円になっていた、とはなかなかいかないですからね。

貯金するお金は、別に定期預金口座を設けてもいいくらいのレベルで考えることも重要です。いつでも引き出せる状態にしておくと、急な出費でどうしても現金が必要と言うときに、貯金から出してしまいがちです。急な出費が発生したときは、その分遊び代を削るなどして、とにかく「無いお金」として考えましょう。

お金の使い方を見直す

上記のことをすることで貯金生活をいざ始めてみるわけですが、現実問題、難しい局面もたくさん出てきます。そういう方は、一度自分のお金の使い方について見直してみてはいかがでしょうか。

例えば、これから貯金しようとしているのに、貯金に関する書籍を大量に買い漁っていませんか？今の収入で飲み代、タバコ代、洋服代、趣味代、全部の欲求を叶えながら貯金しようとしていませんか？

ダイエットも禁煙もそうですが、何か始めるときには何か失わなくてはいけないものもあると言うことを理解しておくのも大事ですね。

遊び時間や買い物時間を削って、副業を始めてみるとか、ゼロからお金を生む方法を考えてみるとか、お金をかけずにお金を少しでも増やす努力をしてみると、自分を取り巻く環境も少しずつ変わり、お金の循環も良くなってきたりするものです。

お金を増やすためにお金を稼ぐマインドを身に付けることで、貯金も自然に出来てくるはずですので、頑張ってください。