将来に不安を抱える方必読!ホリエモンの「ゼロ」から学ぶ30代からの働き方
遅ればせながら堀江貴文氏の「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく 」を読みました。「仕事」に対する考え方、取り組み方を深く考えさせられる内容で、現在の仕事に悩む方には是非一度読んでいただきたい書籍だと思います。将来どうしていくかを不安に感じる30代男性にとっては、この先このままの仕事でいいのかどうか、転職も簡単ではない、この稼ぎで家族を養っていけるのかなどシビアな懸念が多々あるかと思います。そこで今回は、キャリアや学歴などに自信が持てず、先行きを不安視する30代男性に、今からでも自分を変えることのできる方法をご紹介したいと思います。
作業ではなく、「仕事」をする
会社に勤めている方にとって、今の自分の仕事が天職がどうか疑問に感じる方も多いと思います。日々の業務に追われ、ようやく休みに入れば、仕事以外のことをして頭を身体を休め、また月曜から会社に向かう生活。多くの方がこうした日々を送ることで、いつの間にかこの9 to 5 job(9時から5時まで働く人)[訳:普通のサラリーマン、もしくは決められた時間しか働かない人]が当たり前になってきていると思います。もちろんこのご時世9時から働いて5時に上がれる人はごく僅かで、大半が10時~11時まで残業し、翌朝も9時には出社するのが日常になっています。そんな生活を続けていくと、決まった時間に出社し、決まったことをすることで、決まった日には決まった額の給料が振り込まれるのが当たり前になってくると思います。
堀江氏著作の「ゼロ」の中でも、こんなことを述べています。
多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ
かなり的を得た発言ですね。経営者は、会社を運営する上で、稼ぐ意識を持っていないと仕事を生み出せない立場にありますが、生まれた仕事をタスクとしてこなす従業員は、どうしても、この作業をやっていればお金が入ると言う意識に陥りがちですね。アルバイトや派遣社員など、時給で働いていると余計にその気持ちになりやすい気がします。もちろん月給制の正社員にとっても言えることだと思います。今自分の行っている業務がどういう工程で会社に貢献しているのかをよく考えてみて、お金が発生する仕組みを理解することができれば、作業効率を上げることで、売上げを上げられることだってあります。末端業務を担う会社員でも、稼ぐ意識を持つことで、日々の業務の仕方が変わってきます。同じようなことを繰り返すような仕事であっても、工夫するだけで仕事は楽しくなるはずですよ。
とにかく何か始めてみる
先ほど述べたとおり、意識の変え方で働き方を変えることは出来ます。今まで3時間かかっていた作業をこのやり方を導入したことで1時間に短縮できたなど、効率化をはかることで、空いた時間ができます。その空いた時間を他の業務に充てることで、2人雇わなくてはいけないところを1人で済むことになり、人件費削減を実現できます。とは言っても、そうした功績も、会社勤めしていると得られるリワードって、そこまで大きくないのが現状です。お金をもらう立場にいる限り、なかなか自分の実績で稼ぐと言う実感は湧きにくいかと思います。
そんな時、私は副業をおすすめします。多くの人は、いくら忙しいとは言え、休みを作れる日や時間を確保することはできるはずです。そんな貴重な時間を寝たり、娯楽に費やすのではなく、稼ぐための日に充てることで、自分自身の力でお金を生む実感を得ることができると思います。現状に不満、不安、悩みを抱える方は特に、行動を起こすことで広がる可能性は無限にあると思います。とにかく何か始めてみましょう。
特技をお金にする
取り柄のない人なんてこの世にいないと思っています。謙虚な日本人は、相当凄いことじゃないと特技として活かそうと言う気にならない人が多い傾向にあると思います。しかし、自分が普段何気なくやっていることが、他人にとっては面倒だから避けたり、継続できないことだったりします。苦にならずに、ただただ好きだから続いているものが、意外と特技と呼べたりするもんです。
例えば、ゲーム。空いた時間や休みを利用してゲームをやっている方は多いと思います。ゲームが好きな方は、色々なゲームをプレイして、攻略法や裏ワザを見つけ出していきます。この労力は、特技に値するものだと思います。グルメな方が、独自に歩きわたって通ったお店のメニューやおすすめを情報として提供することも、立派な特技だと思います。こういった何気ない特技は、ある人にとっては非常に有益な情報になることがあるので、できることを形にしていくことが大切です。
誰でも簡単に始められる点では、ブログや自身のサイトを作り、そこで自分の特技を発信していくのが最も効果的だと思います。自分の周りでは、共感者がいない場合でも、世界中に見られるウェブ上であれば、自分の情報を必要としてくれる人は必ずいます。そういった共感者を自身のブログやサイトに多く集めることで、人の役に立ちながらお金を稼ぐことだって出来たりするわけです。
「ゼロ」でも述べていましたが、現在日本の人口で、20人に1人は経営者と言う統計結果が出ているそうです。今勤めている会社も、誰かが起業して始まった事業です。自分自身でブログやサイトを立ち上げて、情報発信し始めると、自分を支持してくれる人が集まってきて、自分の特技に感謝してくれる人も出てきます。副業として何かを始めても、自分の力でお金が動いたり、お金の流れが分かってくれば、そこから自分がやりたいこと、できることが明確になってきます。そうなってくると、起業して自分自身が社会に何らかの影響を与えたくなってくる日がくるかもしれません。
大企業でも将来が約束されていないこのご時世、現在の状況に不安や悩みを抱えているのであれば、昇進やキャリアップ転職の他にも、こういった可能性があることを頭の片隅に置いてみて、自分でお金を生んで稼ぐ働き方を視野に入れ始めてもいいと思います。
参考になれば幸いです。
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