今年もあと残すところ2週間を切りました。年の瀬の最後の大仕事と言えば大掃除ですね。社内や自宅での整理整頓は出来ていますか？男性でももったいない病や捨てられない病でダメとは思いつつも物が増えていく人っていますよね。今回は、そんな物を捨てられない人の為に断捨離の本来の意味を知ることで、キレイさっぱり2013年を締めくくり、新しい年を迎えていただきたいと思います。

断捨離のコンセプト・効果

これから大掃除の時期に入ると思いますので、いざ始める前に、断捨離のコンセプトを知っておきましょう。

断捨離と言うのは、単純に片づけすることを意味するのではなく、物への執着心を捨てることが大きな意味として挙げられます。不要なものを捨て、身の回りをキレイにすることで、心もストレスから解放させることが断捨離において一番重要な目的になってきます。

捨てられない、掃除が上手ではない人の多くは、「いつか使うかも」と思い、毎年物を増やしていきます。いつか使うかもしれないものは、意外とずっと使わないことの方が多かったりしますよね。そういった物は自分にとって今相応しいものではないのかもしれせん。自分にとって本当に必要なものだけを身の回りに置くことで自分の空間にゆとりが出来て、精神的な新陳代謝が活性化します。

「これはあの時もらった大事な物」「これはいつか着ようと思っているお気に入りの服」などは、なかなか捨てられないかもしれませんが、物主体ではなく、自分主体で考え、今の自分に必要なものだけを考えると、必然的にその他のものは不要なものになってきます。

断捨離で大事なのは、そういったコンセプトの中でいざ掃除を始めてみると、今まで捨てれなかったものが捨てられるようになったり、整理整頓が維持できるようになります。また、本当に必要な物だけを身の回りに置くことで、人間関係にも変化が生まれます。

断捨離の方法

では、実際に断捨離を始めるための方法をご紹介します。

先述のコンセプトに基づき、今の自分にとって必要なものかどうかを問いかけながら片づけていきましょう。

例えば、大切な思い出の品や記念品なども、何年も取っておいても使うことはないであろう物は捨てましょう。物は消えても、思い出は消えませんよ。

今、着れない服や本なども同様ですね。いつか着るかも、いつか読むかも、と言った物は、一生来ない可能性もありますので捨てましょう。高額な物でなければ、欲しい時期が来たときに買えばいいのです。

紙媒体の物は、デジタル化してフラッシュメモリなどに保管したりすることで自分の空間に余裕が生まれます。

使えるかもしれない物よりも、今使っている物が自分に必要な物なんだと言う意識を高めることも大事ですね。

また、極端な話、災害時に何が何でも持っていく物以外は、捨てられる物だったりもしますよね。極端な話ですが。

断捨離の効果的な片づけ法を熟知していくことで、安易に物を買わなくなったり、物を見る目が養われてきます。旅行先のテンションで使うことないのに買ってしまったTシャツとか、キーホルダーなどが良い例だと思います。不要な物を買わず、本当に欲しいものだけを買うジャッジ能力が長けてくれば、経済的にも良い影響を与えてくれます。

まとめ

単に物を片づけることに捉われるのではなく、自分の意志をしっかり持ち、自分にとって本当に必要な物だけを残し、それ以外を自分から切り離すことが最大の目的です。正しいコンセプトに基づいて片づけが出来るようになってくると、自宅や職場のデスクが物理的にもキレイになるし、どこに何があるのかを把握することで、仕事の効率化にも繋がります。そして、人間関係においても余計な付き合いや関係性を切り離すことで、時間や心に余裕が生まれます。物を捨てられない・溜めてしまうのが悩みの種になっている方は、心理的にストレスを溜めやすい傾向にあるとも言われていますので、是非年末の大掃除で実践していただければと思います。