4月から消費税8%に引き上げ!増税前の駆け込み買いをする前に知っておきたいこと
今年の4月からいよいよ消費税が5%から8%に上がります。前回の増税が1997年ですから実に17年ぶりの消費税増税になります。巷でも、今月に入ってから駆け込み買いに忙しくしていらっしゃる方も多いはず。特に21日の春分の日から始まる3連休や、最終日曜日の30日は、各スーパー、ショップ等でも大売出しをすると思われるので、それに煽られて色々と購入してしまいがちです。何でもかんでも買ってしまう前に、一度立ち止まり、「何を買うべきか」をキチンと考えてみましょう。増税後に一気に値崩れしてしまう商品などもありますので、あの時急いで買わなくてもよかったなと後悔してしまうのはもったいないですからね。そこで今回は、増税前の駆け込み買いをする前に知っておくと便利なことについてご紹介します。
増税によってかかる負担
消費税が今までより3%上がると言うことは、生活にかかる負担もそれだけ大きくなるのですが、全てに消費税が課せられると言うわけではありません。「住居費」「医療費」は消費税の対象にならないので安心ですね。
また、総務省が算出したデータによると、消費税が8%に引き上げられたことによってかかる負担は、月々5,000円~7,000円くらいと言われています。この平均負担額を知っておくだけで、急いで買いこみしなくてはと言う気持ちを少し抑えることができますよね。
買い物する判断基準
判断基準の一つとして、値崩れしにくいものを増税前に購入しておくと良いと思います。
「家電」「航空券」「スーツ」「装飾品」などは増税後も値崩れがしにくい商品且つ高額商品なので、増税前に購入しておくと3%お得です。また、「定期券」なども課税対象になるので、まとめて3ヶ月~6ヶ月分など長期購入しておくといいかもしれません。娯楽施設によく行く人にとっては、年間パスポートなども3月中に買っておきたいですね。施設によっては価格変更あるところ、ないところがあるので、事前にチェックしておくといいですね。
上記で言うと、大半の方に当てはまるのが、定期券でしょうか。電車通勤されている方にとっては、必需品ですからね。その他は、近い将来必要になることが分かっているものであれば買っておくべきですし、そうでない場合は、無理して買う必要はありません。おそらく家電量販店などでも、増税後に一気に客足が途絶えることを懸念し、季節の変わり目などにまた大々的なセールを行ったりすると思います。増税後に急激に価格が高騰するわけではないので、じっくり考えてから検討すれば良いかと思います。
日用品についても、大量購入する必要性はそこまでないかなと思います。消耗品なので、3ヶ月分くらいは買い揃えておいても良いかと思いますが、躍起になってドカ買いする必要はありません。こちらも家電同様、増税後、各スーパーで特売セールなどを行い、集客活動するはずなので、増税したからと言って、そこまで損することはないと思います。
買わなくてもよいもの
テレビやPCなどの電化製品は新製品が出ると、一気に型落ち商品として値段が下がるので、増税前に買う必要はないかと思います。
また、家の購入についても、土地や住宅の価格変動はかなり波があるし、今から物件を探しても、増税前に購入することはなかなか時間的に難しいと思います。車も同様に、購入までに色々と手続きが必要です。事前に購入予定があった方ではない限り、この時期に焦って購入する必要性とメリットは、そこまでないのかもしれませんね。
売り手もこの機会にガンガン攻めてくるので、どうしても「今買った方がお得」「いや、むしろ今買わなきゃ損」と思ってしまいがちですが、高額で、ローン払いになってくるようなものに関しては、慎重に見極める必要があります。
まとめ
増税に便乗した企業やメディア側の戦略で、買わないと損する心理状態に陥りがちですが、生活費の大部分を占める家賃や、医療費、教育費など暮らしを保護するための費用については、非課税になるので、それ以外のもので絶対購入しておきたいものってそれほどないことに気がつきます。
また、買ったら買ったで発生する維持費や、電気料なども考慮すると、今回駆け込み買いをしたことで、どれだけ得をするのかと考えると、ん~個人的には微妙だったりします。
しかも、先述のとおり、各業界も増税後の売上げ不振を懸念して、様々な対策を打ってくるはずなので、今買わなかったことで損する割合は低いのかなと思います。
ちょうど3年前の東日本大震災の時のように、物流がストップしてしまい、今あるものをこぞって買い溜めするケースとは違います。あくまで、企業・販売店側の販売戦略だと思えば、今の今で即決して買うべきものは、意外と限られてくると思いますので、「本当に必要なもの」を選定して、購入することが大事かと思います。
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